競馬の競走馬には「逃げ馬」の存在があります。
逃げ馬はその名と通り競馬開始後、先に先行をきってそのペースのまま、ラストスパートにもっていく手法を実施する競走馬のことです。
また、この手法は「大逃げ」と「ため逃げ」の2つの方法があります。
これらの方法を使って、レースに勝つスタイルを強みとしてやっている競走馬がいくつか存在しています。
・逃げ馬を選ぶその長所
・逃げの脚質について
・逃げ馬をしっかりと選ぶそのコツ
今回は、逃げ馬の脚質や選択するそのコツをそれぞれご紹介します。
目次
逃げ馬を選ぶ長所
競馬の進展はかなり重要だとされています。
特に優秀な競走馬が並んでいるレースの場合、ペース配分や枠順において有利なのかもしくは不利なのか、ここで勝負が分かるものです。
そして、競馬は前方へどんどんいける競走馬がほとんど有利な方にもっていくものです。
中でも、自分なりのテンポでしっかりと走れる逃げ馬はかなり強い競走馬がほとんどです。
先頭を切ろうとする馬がたくさんいる場合を除くと、ほとんど先頭へ持っていけるものです。
そうすれば道中で他の競走馬にぶつかって、最後の最後の直線距離にて競走馬の集団に囲まれるといた不利な状況になることもありません。
さらに、最近は内側のコースでかなり良好な芝の状態がほとんどです。
競馬の開催が進んでも馬場が未だに傷んでない、逃げ馬からするとかなり走りやすい状態だと感じられます。
逃げの脚質について
逃げの脚質については、以下の通りです。
・大逃げ
・ため逃げ
これらのことについて詳しく説明いたします。
大逃げ
大逃げとは、後ろにたむろう馬の集団からさらに距離を広げ、さらなる逃げを行うスタイルのことをいます。
これは、どこまで広く差を広げているのかの主な距離感というものは一般的にありません。
だが、大体5頭分以上の競走馬を引き離している感じとイメージすればいいです。
このレースの展開によっては、50メートル以上引き離していることもあります。
ため逃げ
ため逃げというものは、意味合いとしては「ためて逃げる」ということです。
要するに、後方にまっている競走馬を引きつけて、その先行を全く譲ることなくずっと逃げ続ける戦術方法です。
これは逃げ馬じゃない競走馬が、前方に出たい競走馬が全くいなかった時、仕方なく前に来てしまうことがあります。
これは、逃げている時にもよく確認されます。
逃げ馬をしっかりと選ぶそのコツ
逃げ馬をしっかりと選ぶそのコツは、以下の通りです。
・前走の距離を確認
・スタート時逃げを選考にした競走馬を確認
・スタート時ペースを確認
これらのことについて詳しく説明いたします。
前走の距離を確認
最初の走行時に逃げのスタイルで挑んだ競走馬たちと比べる時は、スタート時のその距離感も結構なポイントとなってきます。
その距離により、レース中間で走るペース配分は違ってきます。
その距離との差は小さければ小さいほど吉です。
競走馬との差が大きくひらいていると、意識的に逃げなくても勝手に押し出されて前に行かされることがほとんどです。
例にあげると、レースの距離が長い場合、最初の走りで短距離の場所を走行している競走馬が前に前進した時、自然と前の方前の方にどんどん進んでいく可能性が高いです。
その正反対である長い距離のレース戦で逃げ馬の競走馬が短距離戦に出た時、どんな形になっていくのでしょうか?
その時は、スタートダッシュの時も道中のペースの時も全く異なります。
なので、先頭に行くことはそんな簡単ではないでしょう。
競走馬本人たちは、何メートルのレース距離を走行するのかわかっていません。
今まで走ったことなかった距離を走行しようとすると、競走馬たちはかなりの混乱をきたすでしょう。
逃げるのが専門的な競走馬だからといって、レースにて逃げ続ければOKという訳ではありません。
すんなりと先頭の方に誘導して、道中は自分のペースを貫き、良いリズム感覚で走行することができないと、ゴールするまではなかなかうまく走り続けることができません。
スタート時逃げを選考にした競走馬を確認
競馬予想をする時、これから始まるレースの展開をしっかり読むということは非常に重要です。
レースで逃げ馬が出馬する・しないかでその競馬レースの質というものがかなり違っていきます。
狙い方も、どんどん分かっていきます。
各出走馬の今の成績や内容をしっかりと調査し、逃げ馬を確認します。
仮に、逃げ馬が1頭しか確認できなかった場合は、すぐにその状況を把握することができます。
その競走馬が再度、先手を切る確率が高いです。
ただ、問題なのが1頭も見つからなかった時と複数頭いる時。
1頭でも把握できなくても、どれかの競走馬かが逃げの姿勢でいくことがあります。
普通なら、先行馬がおし出され前に立つという形です。
この時は、遅いペースになると予想できます。
仮に、たくさんの競走馬がいる時はこの予想は非常に困難な状況になりがちです。
ゲートをくぐる時のスピードもしくは、ダッシュの時勝負となりますが、騎手や枠順などの判定も非常に大切。
スタートが非常にスピーディーで競い合いとかになると、ミドルペースからどんどんハイペースになるものだと予想しやすいです。
ただ、共倒れなどをしないために、騎手が競い合いにあえてしないこともあります。
陳列がしっかりと決まって、意外に安定したペースになることがあります。
スタート時ペースを確認
最初に走る距離が全く同じだった競走馬と比べる時、最初に走る時のペース配分もしっかりとチェックしていかなければなりません。
例に例えると、最初の走りの1600mの東京芝のレースを走っていたAとBの競走馬が立っています。
コース内容は全く一緒でも別日のレースにて走行し、共に逃げの姿勢でレースに挑みました。
詳しいレースラップで調査すると、Aの場合は最初の方は36秒台で600mを、Bの場合は最初の方は33秒台で600mを走行いたしました。
馬場の違いもしっかりと考えることも大切ですが、この3秒という差はかなり大きいです。
Aの場合は遅いペース配分で逃げ姿勢でレースを行い、Bの場合は早いペース配分で逃げ姿勢でレースを行ったということになります。
A、Bが同時に出馬した時、どちらが逃げの姿勢でいることになりますか?
考えると、Bの方が逃げている姿勢という形が一般的。
だが、実際にはその他の競走馬たちと兼ね合いもあり、騎手や枠順の判定もありますので断言はいたしません。
ただ、Bの方が前に前進する可能性はかなり高いです。
まとめ
今回は、逃げ馬の脚質や選択するそのコツをそれぞれご紹介します。
レースの進展具合はとても重要だとされています。
競走馬たちの実績が高いレースの場合、ペース配分や枠順において有利なのかもしくは不利なのか、ここで勝敗が分かるものです。
そして、競馬は前方へどんどんいける競走馬がほとんど有利な方に持っていきます。
中でも、自分のペースでしっかりと走れる逃げ馬は非常に強い競走馬がほとんどです。
逃げ馬をしっかりと選択するコツは、最初の走りで逃げの競走馬たちと比べる時、スタート時のその距離も結構なポイントです。
この距離の広さにより、レースのペース配分は違ってきます。
その距離との差は小さければ小さいほど吉です。
競馬予想をする時、これから始まるレースの展開をしっかり読むということは非常に重要です。
レースで逃げ馬が出馬しているかしていないかで、その質がかなり違っていきます。
狙い方も、どんどん分かっていきます。
各出走馬の今の成績や内容をしっかりと調査し、逃げ馬を確認します。
最初の方に走る距離が全く同じだった競走馬と比べる時、最初の競走馬のモチベーションもしっかりとチェックしておかなければなりません。