競馬の追い込み馬の脚質や必要な能力についてそれぞれご紹介!

競馬 脚質

競馬の追い込み馬は、必要な脚質や必要なレース環境・能力が備わってないと、レースにてなかなか勝負に出ることができません。

かなり、強力な追い込みの能力を持っていないと、レースで勝利するということは結構難しいです。

レース中盤で体力を温存しつつ、最後のラストスパートでその力を一気に開放した時に、このレースで勝利を手にするかしないかここで決まっていきます。

・追い込み馬の脚質について
・追い込み馬が得意とされるレース環境
・追い込み馬に必要な能力について
・追い込み馬になるきっかけがネガティブな理由からなることも

今回は、競馬の追い込み馬の脚質についてのことや、必要な能力などについてそれぞれご紹介させていただきます。

追い込み馬の脚質について

追い込みとは競走馬の集団の後方にまわって、最後の直線距離にて競走馬の集団の中をごぼう抜きをするその脚質のことを言います。

しかし、差し馬と同様後ろの方にいる競走馬の集団から、直線距離に行くまで一気に射程圏内に収める「まくり」も追い込みとある種同様となります。

基本的にまくりは「追い込み」と「差し」同時に持っているものだと断言できます。

コーナーのところで外側に向かって走っていくため、その時のロスがありその後の展開に大きく左右されがちです。
なので、ほとんどのレースにおいて頻繁に使われる戦術ではないです。

逃げ馬と同じで、ゲートを出る時に遅れがでやすい競走馬、他の競走馬を怖がる競走馬、スタートダッシュ時に急にせかすとよくない方向にいってしまう競走馬であれば、仕方なくこの戦術方法でレースを行うことが比較的多いです。

とにかくレースで勝ちを得るには、その競走馬の瞬発力とレース中ずっと持続できるスピード力、道中で走行する大いなる体力が必須となります。

追い込み馬が得意とされるレース環境

追い込み馬が得意とされるレース環境は、以下の通りです。

・ハイペースでのレース傾向
・長い直線距離がある競馬場

これらのことについて詳しく説明いたします。

ハイペースでのレース傾向

追い込み馬は最後の方から、他の競走馬をどんどん抜かしていくスタイルです。
なので、先頭で走っている競走馬の集団や差し馬が、体力がロスすると思われるハイペースが有利な展開にさせると言われています。

しかし、競走馬の集団が詰まってしまい、前の方とそんなに差のないスローペースであったとしても、瞬発力が優れている場合であれば、そんなレース展開であっても十分に通じることができます。

長い直線距離がある競馬場

最後の直線距離が長ければ長いほど、追い込み馬はそこで爆発的な力をここで発揮します。

有利に働く競馬場をあげると、東京競馬場と新潟競馬場、それと阪神競馬場や京都競馬場の外回りのコースや中京競馬場などです。

しかし、開幕週にて馬場の状態が良くてスローペースの時、たとえハイペースで走行していたとしても、なかなか思うようなレース展開にならないこともあります。

追い込み馬に必要な能力について

追い込み馬に必要な能力は、以下の通りです。

・圧倒的なスピード+瞬発力
・長期戦でも保てる体力

これらのことについて詳しく説明いたします。

圧倒的なスピード+瞬発力

追い込み馬が必須だと思える能力は、圧倒的なスピード力とその瞬発力の2つです。

これらの力は脚質関係なく、他の競走馬からしても非常に大事な能力でもあります。
しかし、追い込み馬であればなおさら他の脚質よりも、もっとハイレベルな部分が求められていきます。

最後の直線距離でどんな戦術の使っている競走馬であっても、脚質問わず自分の持っている最大限の能力を全力で使い、おもいっきり走行し着順位を上げていきます。

このような状況の中で、競走馬集団の最後の方から全部の競走馬を追い抜くには、他の競走馬を圧巻するぐらいの驚異的なスピード力が必要です。

そして、最終のコーナーで他の競走馬をどんどん抜いていく時、後方から追い抜かなければならないため、立ち位置が必然的に外回りになってしまいます。

前方にいる他の競走馬は最短距離で走っているため、そこをなんとかして切り抜かないといけません。
外回りで走ると長い距離を走らないといけないため、これは状況としては不利な部分があります。

だから、距離的に少しのロスがあったとしても、それを補えるようなスピード力を持続的に持たないといけません。

長期戦でも保てる体力

追い込みはスピード力と瞬発力が必須になりますが、最後の最後の直線距離で余裕をもって走行できる 大いなる体力も必要となります。

追い込み馬は最終部分に差し掛かると、ポジション的に後方にまわりがちです。

体力的には他の競走馬に比べると余裕があるものですが、あまりにも先頭を切って走っている競走馬と距離が離れ過ぎてしまうと、追い抜こうとしてもなかなか追い抜けない状況になってしまいます。

なので、レースの展開によっては、最初から結構なスピードを持ってその状態をしばらく保つ必要があります。

最後の直線距離に到達した時に、その体力を余裕をもちながら走行していないと、先頭にいる競走馬たちに追い抜くことができず、そのままレースで負けてしまう羽目になってしまいます。

だから、レースがスタートして最初から最後まで自身の余力を持っていけれるような、十分な体力が必要です。

追い込み馬になるきっかけがネガティブな理由からなることも

追い込み馬になるそのきっかけが、ネガティブな理由で仕方なくなってしまうこともあります。

それらの競走馬が別の脚質で勝負すると、なかなか力を発揮することができないという理由が主な根源です。
その時に、追込み馬として活躍せねばならないという状況に苛まれます。

競走馬の集団の中で走行すると力があまり出てこない性質の馬は、最終章まで競走馬の集団の中で走行しなければならない先行に立っている馬か差し馬で勝負してしまうと、その競走馬はかなり難しい状況になってしまうと考えられます。

また、最初のスタートダッシュがあまり上手くない競走馬なら、逃げ馬という選択肢もかなり難しいと 言えます。
こういう競走馬の場合も、消去法で仕方なく追い込み馬でしか勝負ができない戦術馬となってしまいがちです。

もちろん追い込み馬の条件に至ってでも、驚異的なスピード力を持たなければいけないという厳しい部分があります。
しかし、その他の脚質では無理でも追い込みの戦法なら大丈夫といった場合、レースにて十分勝負にかけることが可能になります。

まとめ

今回は、競馬の追い込み馬の脚質についてのことや、必要な能力についてそれぞれご紹介させていただきました。

追い込み馬が得意とされるレース環境は、先行で走っている競走馬の集団や差し馬が、体力をロスすると思われるハイペースが有利な展開にさせると言われています。
あと、最後の直線距離が長ければ長いほど、追い込み馬はそこで爆発的な力をここで発揮します。

追い込み馬に必要な能力は、圧倒的なスピード力とその瞬発力の2つです。
レースの最後の直線距離でどんな戦術の使っている競走馬であっても、脚質問わず自分の持っている最大限の能力を全力で使い、おもいっきり走行し着順位を上げていきます。

また、最後の最後の直線距離まで余裕をもって走行できる大いなる体力も必要となります。
レースの展開によっては、最初から結構なスピードを持ってその状態をしばらく保たないと、他の競走馬から距離が離れすぎてしまい、最後の直線距離にてなかなか追い抜くことができない状況になってしまいがちです。